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第二章 - 新たなる世界 - Chapter Ⅱ:The New World編集

原文: http://www.worldofwarcraft.com/info/story/chapter2.html

Quel'Thalas建国 - The Founding of Quel'Thalas -編集

 Warcraft I より六千八百年前のこと――。Dath'Remarに率いられ、High Elf族はKalimdorを後にして大渦巻きに挑むことを決意した。High Elfたちは荒れ果てた世界を何年もの間渡り歩き、そしてとうとう謎多き失われた王国を発見した。Dath'Remar--Sunstrider:日歩く 者という意味から名取られた--は彼らの母国を築くにふさわしい地を探し当てたのだった。

 High Elfたちは後にLordaeronと呼ばれることになるその王国に上陸し、静寂なる森、Tirisfal Gladesに居を構えた。ところが数年の後、なぜか彼らの多くが突然発狂し始めた。邪悪なる何者かがその地に潜んでいる、そんな噂が流れたが、結局真偽の程は定かにはならず、High Elfたちはその地を去って、さらに北へ向かって安住の地を探し求めることにした。

 Lordaeronを発った後の彼らの旅は、険しい山道が続くさらに危険なものとなった。生命の源たるWell of Eternityの力を失った今、彼らの多くは寒さの厳しい環境と飢えのために次々と倒れていった。以前のような不死の体と精霊への耐性を失ってしまったことは、彼らを大いにまごつかせた。また、彼らの身長は縮み、特徴的なスミレ色の肌も徐々に色あせていった。その苦難に満ちた旅の最中、彼らは祖国のKalimdorでは見かけなかった様々な生き物に遭遇した。

 彼らはまた、人間の祖先となる部族が、古くからの森の中で狩りをして生活しているのも発見した。しかし、彼らが出会った生き物の中で最も脅威となったものは、Zul'Amanと呼ばれる、獰猛でずるがしこいForest Trollであった。苔むした肌を持つその野蛮で邪悪なTrollたちは、ひどい傷を負ったり、手足を失うようなことがあってもそれを蘇らせることができる能力を持っていた。彼らのAmani帝国はLordaeron北部の多くを占めており、国境への侵入者に対して激しく攻撃を加えてきた。Elfたちはこの悪辣なTrollに対して激しい憎悪を抱き、彼らを見かけるごとに容赦なく殺していった。

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Forest troll

 長い年月が経った後、High Elfたちはとうとう彼らの故郷Kalimdorによく似た土地を見つけ出した。大陸北部の森林地帯の奥深くに新しい王国Quel'Thalasを建設 し、彼らのいとこに当たる種であるDwarf族が作り上げたものに比肩し得る、強大な国にすることを誓ったのだった。ただ不運なことに、彼らが王国を作ろうとしたその土地は、Troll族の古の聖地にあたる場所だった。彼らが街を築き始めたその直後から、Trollたちは集団で攻め入ってきた。強情なElfたちは彼らの新しい土地を決してあきらめようとしなかった。Well of Eternityより授かった魔力を利用して、Deth'Remarの指揮の元、10倍以上の勢力を持つAmani族の野蛮なTrollたちの侵入を決して許さなかった。

 何人かのElfは古のKaldreiの教訓を思い起こし、魔力を使用することによって一度は追い払ったBurning Legionの注意を再び惹きつけてしまうのではないかと恐れた。そこで彼らはその魔力を隠すための結界を彼らの王国の周りに張り巡らせた。一枚岩でできたルーンストーンを王国のいたるところに配置し、そこを魔法結界の境界線とした。この魔法結界は彼らの魔力を異次元の脅威から覆い隠すだけでなく、迷信深いTrollの部族を怖がらせて追い払うのにも役立った。

 緩やかに時は過ぎ、Quel'ThalasはHigh Elfたちの魔法の力を示す輝ける証となっていった。古のKalimdorの建物を模倣した美しい宮殿は、地形に溶け込むように建てられていた。 Quel'ThalasはまさにHigh Elfが望んでいた通りの都市であった。7人の偉大な貴族から構成されるSilvermoon評議会が設立され、Sunstrider王朝の政権を取り仕切り、王国と民の安全と平和を保った。魔法の結界に守られる中、古のKaldoreiの教訓を忘れて彼らはその魔力を無尽蔵に浪費し続けた。約四千年もの間、High Elfたちは世俗から切り離された自分たちの王国で平和に過ごしていた。だがしかし、復讐心に燃えるTrollたちはいまだにHigh Elfたちから受けたその仕打ちを忘れたわけではなかった。彼らは深い森の中で部族の規模を着実に増大させ、そしてついに暗い影に覆われたその森から、輝ける尖塔聳えるQuel'Thalasへの侵攻を再び開始したのだった。

ArathorとTrollたちとの戦争 - Arathor and the Troll Wars -編集

 Warcraft I より二千八百年前のこと――。High ElfたちがTrollたちと激しく争っている間、Lordaeronで遊牧生活を送っているHumanたちは部族間での争いを繰り広げていた。それぞれの部族は種族の結束や名誉といったことには微塵も注意を払わずに、ただただお互いを潰しあうために戦っていた。そんな中、Arathi族はTrollたちの勢力の増大に伴う脅威が無視できないほどになっていることに気がついた。Arath族は、すべての部族がひとつのルールの下で結束し、Troll族に対 抗できるだけの勢力を持つべきだと考えた。

 6年間の間、Arathi族は知略に長けた戦術を用いて他の部族を次々と打ち破っていった。Arathi族は打ち負かした部族に対し、平和と今現在のArathi族と同等の権利を約束したため、Arathi族はその勢力をどんどん拡大して、最後には様々な部族すべてを統率し、強大な軍を持つことになった。

 強大なTroll族や、必要とあらば隠遁しているElf族にたいしても対抗しうるだけの勢力になったことを確信した後、Arathiの指導者 はLordaeronの南部に強固な要塞を築くことを決意した。Stromと名づけられたその都市はArthi族の国、Arathorの首都となり、広大な大陸のいたるところからHumanたちが集い、彼らに安全を保障する場所となった。ひとつの旗の下に集いしHumanたちは、強く楽天的な文化を発展させていった。Arathorの王であるThoradinは、北方の謎多き Elfたちが絶え間ないTrollたちの攻撃を受けていることを知っていた。しかし、遠く北に住む見知らぬ種族を守るために、彼自身の民を危険にさらすよ うなことはしなかった。

 数ヶ月経った後、Stromの街にはElf族がTroll族に敗れて北方から落ち延びてくるのではないかという噂が流れた。疲れ果てたQuel'Thalasからの使者の話を聞くたびに、ThoradinはいかにTroll族の脅威が深刻なものであるかということを実感した。Elfの使者はは、もしもTrollたちの軍はとても強大であり、もしもQuel'Thalasが攻め落とされた場合、次に彼らは南に向かって進軍を始めるだろうとThoradinに告げた。悲嘆にくれるElfは切実に援軍を欲しており、もしも助けを得られるのであれば、選ばれたHumanたちに魔法の使い方を教えるという約束を交わした。

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An elven ranger and a forest troll berserker.

 Thoradin自身はいかなる魔法も信用していなかったが、後々必要となるだろうと思いElfたちを助けることに同意した。約束が取り交わされた後すぐにElfの魔法使いがArthorにやってきて、Humanたちに魔法を教え始めた。やってきたElfの魔術師たちは、Humanたちはいまだその使用に関してはつたないながらも、魔法に対しての驚くべき適性を備えていることを発見した。100人ものHumanたちがごく基本的な、Trollたちと戦うに足るだけの魔術を教わった。彼らの生徒がTrollたちと戦う技量に達したことを確信したElfの魔法使いたちは、Thoradin王の強力な軍隊とともにStromを発って北へ向かった。

 ElfとHumanの連合軍は数を圧倒するTroll軍とAlterac山のふもとで相対した。戦いは何日もの間続いたが、疲れを知らないArthorの軍はTrollたちの猛攻撃に対して一歩たりとも退かなかった。Elf軍の将は彼らの魔法の力を敵に対して見舞うときが来たと考え、100人のHumanの魔術師と多数のElfの魔法使いは天の怒りを召喚し、Troll軍をその炎で包み込んだ。精霊の炎はTrollたちの傷を回復する能力を妨げ、肉体内部から彼らの体を燃やし尽くした。

 Thoradinの軍は敗走するTroll軍を追い詰め、兵士たちをひとりも残さずに虐殺した。この敗北の後、Trollたちはかつての勢いを取り戻すことは無く、その後の歴史のなかで再びひとつにまとまることは無かった。Quel'Thaarsが破滅を逃れたことを確信したElfたちは、Arathorの国とその王たるThoradinの血族との間に友好と忠誠の契りを結んだ。そしてHumanとElfはその後も長らく平和な関係を育み続けた。

Tirisfalの守護者 - Arathor and the Troll Wars -編集

 Warcraft I より二千七百年前のこと――。Trollたちの脅威が消え去った後、Quel'ThalasのElfたちは栄華を誇った彼らの故郷の再建に勤しみ、勝利を飾ったArathor軍は南方の故郷、Stromへと戻っていった。Humanの国たるArathorは成長し、ますます繁栄していった。その一方で、 Thoradinはもしもこのまま成長を続けていたら、いつしか分裂してしまうのではないかという恐れを抱いていた。そのような危惧をよそに平和な時代は何年も続き、ますます成長を遂げていく中、偉大なる王Thoradinは老衰に倒れ、Stromの地を越えたArthor国の自由な発展は若き世代へと受け継がれた。

 Elfたちより直接魔法を教わった100人の魔術師たちは、自らその魔法の力を増していき、魔法を紡ぐ術についてもより詳細に学習していっ た。その強い意志と高潔なる魂により選ばれたこれらの魔術師は、常に細心の注意と責任を持って魔法の学習を行っていたが、その魔法の力の秘密を受け継ぐ次の世代の者たちは、戦争の厳しさや自己を律することの大切さを知らなかった。これらの若き魔法使いは個人の欲求にもとづいて魔法の学習を進め、何の責任も負うことは無かった。

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Dalaran

 帝国が成長し拡大するにつれ、若き魔法使いは大陸南方のあちこちに散らばっていった。魔法の力を用いて自然の生き物からの脅威を退け、新たなる都市国家を築く礎を作った。しかし、彼らは自分の魔法の力が強くなるにつれて次第に傲慢になり、社会から孤立するようになっていった。そして、Aratorの第二の主要都市となるDalaranがStromの北部に建設された。たくさんの若き魔法使いが束縛の多いStromを旅立ち、彼らの新たなる力を自由に試せるDalaranを目指した。これらの魔法使いは、魔法の力を使ってDalaranの街に魔力を賦与された尖塔を作り出し、魔術を追求することに喜びを見出した。Dalaranの市民は魔法使いたちが魔法を使うことに寛大で、彼らの魔法の力の庇護の下、経済を大いに発展させていった。しかしたくさんの魔法使いたちがそのの技術を磨き上げていくにつれ、彼らの周囲を織り成す現実は次第に弱まり、引き裂かれていった。

 先のWell of Eternityの崩壊により追放されていた悪意溢れるBurning Legionのエージェントは、Dalaranでの不注意な魔力の濫用により再び誘き出されてきた。いまだにこちら側の世界へ大挙して攻め入るほどの力を持たない彼らではあったが、Dalaranの街へ確実に混乱と無秩序をもたらしていった。悪魔が起こした事件のほとんどは散発的に発生し、Dalaranの街を統治するMagocratsはそれらの事件をできる限り公に明かさないよう腐心した。最も強力な魔法使いたちが逃げ出した悪魔の捕獲を試みたが、彼らのほとんどは単独のBurning Legionエージェントでさえ、彼らの力を絶望的なほど凌駕していることを発見するのみであった。

 数ヶ月の後には、迷信深い市民たちは彼らの統治者がなにか自分たちにとって恐ろしい災厄を隠しているのではないかと疑い始めた。革命の噂が市街を駆け巡り、妄想に陥った市民たちは、かつては賞賛していた魔法使いたちに対して、非難の声を上げ始めた。Magocratsは市民が蜂起し、Stromがそれに対して介入してくることを恐れた。そして彼らは今現在の彼らの問題を理解してくれそうな唯一の者、Elfたちに助けを求めた。

 Magocratから悪魔の活動に関する報告を聞いてすぐに、Elfたちは彼らの強力な魔術師たちをHumanの街に派遣した。派遣された魔術師はただちにDalaranの街のエネルギーの流れを研究し、彼らが見た悪魔たちについての詳細なレポートを作成した。そのレポートでは、彼らが見た悪魔は全体のうちのほんの一握りの数に過ぎないが、もしもHumanたちがこのまま魔力を使い続けた場合、その脅威は計り知れないものになるだろうと報告されていた。Quel'ThalasのElfたちを統べるSilvermoon評議会はDalaranの領主であるMagocratを密約を結んだ。Elf たちはMagocratsに古のKalimdorの歴史とBurning Legionのことを話した。それはElfたちにとっていまだに恐れを抱かせるものだった。もしこのままHumanたちが魔法を使い続けるのであれば、彼らの民を悪しきBurning Legionのエージェントから守る術が必要となるであろう、ということも話した。

 Magocratsはそれを受けてBurning Legionとの終わりなく、また知られざる戦いをこなすために、彼らの集約された力を駆使する屈強な戦士を育成することを提案した。あわせて、民衆の恐怖を煽らないようにするためにも、Burning Legionの脅威や、それに対する守護者の存在を知られないことが重要だ、ということが強調された。Elfたちは提案に同意し、守護者を監視するためと、混乱を抑止するための秘密結社が設けられることとなった。秘密結社の集会は影に覆われたTirisfal Glades、かつてElfたちがLordaeronで一番最初に定住した場所、で行われたため、結社の名前はGuardians of Tirisfalと呼ばれることとなった。

 結社に選ばれた戦士はHumanとElfの魔法の力で信じられない力をもたらされ、一時にたった一人しかいなくとも、世界中のいかなる場所にいる悪魔とも渡り合えるようになった。守護者は凄まじい力を与えられるため、Council of Tirisfalのみがその後継者を決めることができた。守護者が年老いたとき、また悪魔との戦いに疲れたとき、結社は新たな守護者を決定し、守護者としての力を継承させた。

 世代が移り変わるなか、守護者はAratorやQuel'Thalasの庶民たちをBurning Legionの目に見えぬ脅威から守ってきた。Arathorは魔法の力によってますます繁栄を遂げ、その一方では守護者が悪魔たちの活動に厳しく目を光らせていた。

Ironforge - the Awakening of the Dwarves編集

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Earthen

 Warcraft Iより2,500年前――古代においてTitan達がAzerothの創造を終え、Azerothを離れた後、Earthenとして知られる彼らの子らによって引き続き大地の形成と地中の守護が続けられた。Earthen達は地表の生活者たちに対する興味はほとんどなく、ただ地中深くの世界を丹念に見守り続けた。

 だが永遠の泉(the Well of Eternity)の崩壊によって世界が引き裂かれたとき、Earthen達にも深い衝撃を与えた。大地の痛みに恐れおののき、彼らの存在自体を揺るがし、そして彼らは自分達を彼らが最初に作り上げた石室の中に封印したのである。Uldaman、Uldum、Ulduar・・・これらはEarthen達が最初に形作り、築き上げた古代のTitansの都市の名である。地表からはるかに深い地中で、Earthenたちはおよそ8000年の間、平穏な眠りについたのである。

 彼らの眠りを覚ました原因が何であったのかは定かではないが、Uldamanの中で長い眠りについていたEarthen達は目覚めることになる。目覚めた彼らは、自分達が長い眠りの間にまったく変わってしまったことに気づく。彼らの岩でできた肌は柔らかくなめらかになり、石と大地をつかさどる力は衰えてしまった。彼らは定命の生き物になってしまっていた。
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Ironforge gate

 自分達をドワーフとよび、最後のEarthen達はUldamanを後にして地表の世界へ旅立っていった。それでも安全で奥まった場所を選んで旅し、彼らは最も高い山脈の下に広大な王国を作り上げた。彼らはその土地を、Titanのひとり、大地を司るKhaz’gorothの名をもとに、Khaz Modan、または”Mountain of Khaz”と名づけた。彼らの創造の父の祭壇として、山の中央に巨大な溶鉱炉を作り上げた。そして、その巨大な炉を中心に町が発展して行き、その後 Ironforgeと呼ばれていくのである。

 生まれつき鉱石や石を削ることに興味が尽きない種族であるドワーフたちは、豊富な鉱物資源を求め、周りの山脈に鉱山を作ることに取り掛かった。そういった暮らしに不満を持つこともなく、地表に住む他の種族の出来事とも無縁なままであった。



The Seven Kingdoms編集

Warcraft Iより1,200年前――

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Lordaeron

都市StromはArathorの中心地として栄え続けたが、Dalaranと同じく、多くの新たな小都市がLordaeron大陸のいたるところに建設された。Gilneas、Alterac、そしてKul Tirasがまず都市として成立し、それぞれ独立して経済活動を行いつつもStromの庇護の下にまとめ上げられていた。

Order of Tirisfalに守られ、Dalaranは大陸中で魔法を学ぶ者たちにとっての中心となった。Dalaranを治めるメイジたちは、魔法の体系化と研究、また魔力をもつアーティファクトの収集および研究に特化した組織、Kirin Torを設立した。

小都市GilneasとAlteracは首都Stromと共に強力な軍隊を組織し南の山脈に囲まれたKhaz Modanへの探索を開始した。この時代に人間は古代の種族ドワーフと出会い、ドワーフたちの首都Ironforgeへも足を踏み入れることとなる。人間とドワーフはお互いに鋳造技術や工学についての知識を交換し合い、また戦いと伝承についての愛着を互いの中に見出した。

Loedaeronの南方の巨大な島に発展した小都市Kul Tirasは漁業と海路の発達による経済的発展を遂げた。Kul Tirasは巨大な商艦隊を組織し、方々の島々で魅力的な特産物を集め交易を行った。このようにArathorは繁栄していったが、それと共に中央の支配力は弱まっていった。

やがてStromの諸侯たちは、やせた土地であるLordaeron南部から、肥沃な土地が広がる北部へと領地を移すことを考え始めた。 Arathiの血統、Thoradin王の子孫たちはStromは放棄すべきではないと強く主張し、同じく北部への移住を求める市民との間に不和を巻き起こした。結局、Stromの諸侯は手付かずの北部に純粋さと理想を求めて、彼らの古い都を後にすることを決めた。Dalaranの北をさらに越え、 Stromの諸侯はそこに新たな都市を建設し、それをLordaeronと名づけた。後にその名はこの北方大陸の総称となる。Lordaeronは巡礼者たちや心の安らぎと身の安全を求めて大勢が訪れる地となった。

一方、古い都Stromの崩れかけた外壁の中に残ったArathiの子孫たちはKhaz Modanの岩山を越え、さらに南へ旅することを決めた。彼らの長い旅はいくつもの季節を越えてようやく終わり、彼らは後にAzerothと名づけられる大陸の北方に居住地をつくった。肥沃な渓谷の合間にStormwindを建国し、自分たちの力で生き抜いていく力をつけていった。

Stromに残った少数の戦士たちが、彼らの古い都の外壁を守るため留まり続け、もはや帝国の中心ではなくなっていたものの、Stromgarde として知られる小国家として発展させていった。それぞれの都市は独自の力を蓄え、小国家として発展していったが、Arathorの帝国としての求心力は徐々に崩壊していった。小国家はそれぞれの信念と慣習を発展させていき、それぞれの違いも際立っていった。Thradin王のヒューマンの統一の理想は、ついに緩やかに消えていった。

Aegwynn and the Dragon Hunt編集

Warcraft Iより823年前――

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AegwynnとSargeras

7つのヒューマンの国々が権力と競争心によりお互いに疲弊していく中、Gurdianの血統はカオスの勢力に目を光らせ続けていた。長い年月の間に多くのGuardianが存在したが、Tirisfalの強力な魔法の力をいかなる時もその身に宿し続けることができるのはたった一人だけであった。 Agewynnは気性の激しいヒューマンの少女であり、その強力な彼女の力を証明することでCouncil of TirisfalよりGuardianとして闇の勢力と戦いを任じられた。Aegwynnは精力的に闇の勢力を狩り出し、見つけ次第打ち倒してきた。だが時折彼女は男性によって支配されているCouncil of Tirisfalのやり方に疑問を持つことがあった。彼女は古い種族であるエルフや、Council of Tirisfalを取り仕切る年老いた老人たちは考え方が凝り固まっており、この打ち続く闇の勢力との戦いに決定打をうてるような先見の明を持たないと信じていた。繰り返される議論にうんざりしていた彼女は、自分自身の価値を同僚や目上の者に証明することを切望し、そのような気持ちでもあったからか、幾多の戦いにおける困難な状況において思慮深い行いよりも武勇を優先した。

Tirisfalのもたらす宇宙的な知識を蓄え修練を続ける中で、AegwynnはNorthrend大陸を徘徊する強力なDemonの数が増えていることに気づき始めた。遠く北方の地へ赴き、AegwynnはDemonの痕跡を追い、山脈に分け入っていった。そこで彼女はDemonたちが Dragonflightの最後の生き残りたちを追い込み、彼らの魔法の力を浪費させているのを目撃する。この数百年の間の定命の者たちの社会のかつてないほどの発展から逃れていた気高いドラゴンたちは、この地の闇の魔力が自分たちとあまりに均衡しすぎていることに気づく。AegwynnはDemonたちと対峙し、ドラゴンたちの助けを借りてDemonを退けた。だが最後のDemonが現世から消えうせると同時に、大きな嵐が北の空から巻き起こり、 Northrendの北の空に巨大な闇の形相が現れた。Sargeras、Demonたちの王でBurning Legionの長、彼が凶悪な力の奔流を巻き起こしAegwynnの前に現れた。彼は若きGuardianにTirisfalの時代はやがて終わり、 Azerothの全てはThe Burning Legionの到来にひれ伏すであろうと告げた。誇り高きAgwynnはこの邪悪な神に対抗できると信じ、Sargerasの化身に向かって彼女の力を放った。Demonloadをひるませた彼女は続けざまに攻撃し、Sargerasの物質的な殻を砕くことに成功した。Sergerasの魂が現世に漂いだすことを恐れ、彼女はSargerasの抜け殻を永遠の泉(Well of Eternity)の崩壊時に海の底に沈んだ古代の神殿に置き、厳重に封印した。だがAgwynnはまさにSargerasが計画していたとおりに行動していることにまったく気がついていなかった。彼女はうかつにもSargerasのために現世の命運を封じてしまったのだ。Agwynnの攻撃によってSargerasは物質的な消散を果たすと同時に、Sergerasの魂は弱ったAgwynnの体に取り込まれていたのである。この若きGuardianに知られることなく、長年にわたりSargerasは彼女の魂の深遠に潜み続けることになるのである。

War of the Three Hammers編集

Warcraft Iより230年前――

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Modimus Anvilmar

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War of the Three Hammers

Ironforgeのドワーフたちは数世紀の長い間平和に暮らしてきた。しかしながら、彼らの社会は山の中の都市で生活するには大きく育ちすぎていた。偉大なる至高王(High King)Modimus Anvilmarの公正さと英知によって全てのドワーフが治められていた一方、彼らの社会では3つの強力な勢力が台頭し始めてきていた。

The Bronzbeard ClanはMadoran Bronzbeardを氏族の長(Thane)として至高王にもっとも強い結びつきを持ち、伝統的にIronforgeの防衛に努めてきた。The Wildhammer ClanはKhardros Wildhammerを氏族の長として、険しい岩山やふもとの丘に居住し、Ironforgeの都市への影響力を求めていた。3つめの勢力はThe Dark Iron Clanであり、魔法王(The Sorcerer-Thane)Thaurissanによって率いられ、山の地中最も深く暗い場所で他の二つの氏族に対する策略を企てていた。

3つの氏族は形ばかりの平和を保っていたが、至高王Anvilmarが高齢により死んだとき、その関係は崩れ去った。3つの氏族は Ironforgeの支配権を巡って争い、ドワーフの内乱は地中で数年にわたり続いた。結果的に最大の軍を持っていたBronzbeard ClanがDark Iron ClanとWildhammer Clanを山から追い出した。

Khardrosと彼のWildhammer ClanはDun Algazの城壁を越えて北方へ行き、Grim Batolの居留地をつくり、建設を始めた。その地で彼らは再び彼ら自身の王国の再建に成功した。Thaurissanと彼らのDark Iron Clanにとっては事は同様にはいかなかった。自分たちの敗北に屈辱と怒りをぬぐえず、Ironforgeを治める者たちに対する復讐を心に誓った。彼の民を南方へ率いて、Thaurissanは美しいRedridge Mountainに都市を建設した(後に彼は自身の名前をその都市に与えた)。それなりの繁栄のうちに過ごす平和な年月も、彼らの二つの氏族に対する恨みを忘れさせることはできなかった。Thaurissanと彼の魔力に長けた妻Modgudは、IronforgeとGrim Batolの二つの都市に対して、同時に侵攻を開始した。The Dark Iron ClanはKhaz Modan全土を手中に入れるつもりであったのである。

Dark Ironの軍はBronzbeardとWildhammerの砦を強襲し、二つの王国に迫る勢いであった。だがMadoran Bronzbeardは果敢に一族を率いて、最終的にはDark Ironの魔法に頼った軍隊を退けた。Thaurissanと彼の軍隊は彼らの都市に退却し守りを固めたが、彼の妻であるModgudも、Grim BatolにてKhardos王と彼のWildhammer軍に苦戦していることにまだ気づいていなかった

ModgudがWildhammer軍と対峙した際、彼女は闇の魔力で敵軍に恐怖を巻き起こした。影は彼女の思いのままに進み、闇の魔物が地より這い出し、Wildhammerの砦を徘徊するようになった。Modgudは砦の門を破壊し、突入を開始した。Wildhammer軍は絶望的な戦いを強いられながらも、Khardros王は自ら闇の女王を倒すために群集を切り分けて進んでいった。ついに女王がKhardros王により討ち取られると、残ったDark Iron軍は怒りに燃えるWildhammer軍の前に四散した。彼らは南方の自分たちの故郷へと急ぎ引き返したが、Grim Batolへの救援のために南からやってきたIronforge軍と鉢合わせした。二つの軍に挟まれ、Dark Iron軍は壊滅した。

IronforgeとGrim Batolの両軍は、この勢いでThaurissanとDark Ironを一網打尽にするべく南へ進軍した。彼らはThaurissanの怒りが大災厄をもたらすことになるとは、まだ気づいていなかった。 Thaurissanは勝利を手にするため超自然的な存在を呼び出すために、地中深くで眠る太古の存在を呼び出した。だが現出してきたものは想像し得るどんな悪夢よりも恐ろしい存在であり、彼にもたらされたのは究極の破滅であった。

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Ragnaros

太古においてTitanによって追放されていた炎の精霊の不滅の王、炎の王RagnarosがThaurissanの呼び掛けにより自由の身となり、再び現世に現れたのである。RagnarosのAzerothへの破滅的な出現はRedridge Mountainを揺るがし、荒れ狂う火山が中心より現れた。Blackrock Spireとして知られるその火山は、北のSearing Gorgeと南のBurning Steppesの境界に位置する。ThaurissanはRagnarosの出現時に殺されたが、生き残った彼の一族はRagnarosとその眷属によって奴隷とされた。彼らは今日でもBlackrock Spireにいる。

恐ろしい破壊と炎が南の山脈を覆いつくすのを目撃し、Madoran王とKhardros王はそれぞれの軍をいそいで彼らの王国へ撤退させてRagnarosの恐るべき力と対峙することを避けた。

Bronzbeard ClanはIronforgeへ帰還し彼らの力強い都市を再建した。Wildhammer ClanもまたGrim Batolへ帰還したが、邪悪な女王Modgudの死は邪悪な穢れを山の砦に残し、彼らは故郷が再び生活できる状態ではないことを悟った。彼らは愛すべき故郷を失ったことに胸を痛め、Bronzbeardの王はWildhammer ClanにIronforgeの勢力内に住める場所を用意させたが、Wildhammerたちはその申し出を固辞した。Khardros王は一族を Lordaeron方面へ北上させてHinterlandの豊かな森の中に落ち着き、彼らはAerie Peakの町を建設した。そこで彼らはより深く自然との調和を見出し、その地域のグリフォンたちとの結びつきも深めていったのである。

お互いの関係と交易のために、IronforgeのドワーフたちはKhaz ModanとLordaeronに挟まれた渓谷にThe Thandol Spanと呼ばれる巨大な橋を建造した。相互の交易により二つの王国は栄えた。MadranとKhardrosの両氏族の王が死んだ後、彼らの子孫たちは共同で二つの彫像を作り、彼らの父祖に敬意を表した。二つの彫像はRagnarosの目覚めにより焼け付く大地となったSouthlandに続く道を守るように立っている。彫像はドワーフの王国を攻撃するものへの警告と、Dark Iron Clanが彼らの罪の代償として支払ったものを忘れさせないための、二つの意味を持つものである。

二つの王国は以後にわたり親しい結びつきを続けてきたが、WildhammerたちはGrim Batolで彼らが経験した恐怖によってより変わっていった。彼らは以前のように地中ではなく、Aerie Peakの山の斜面に定住するようになった。この生活の変化により結果的に残った二つのドワーフ氏族は異なる発展を遂げることになるのである。

The Last Guardian編集

Warcraft Iから45年前――

Guradian Aegwynnはより年月を経るにつれ強力になり、Tirisfalのエナジーにより彼女は非常に長寿な存在となった。愚かにも彼女はSargerasを永遠に倒したと信じたまま、彼女は悪魔の手先から900年にわたり世界を守り続けていた。しかしながらTirisfalの長老たちは彼女の Guardianとしての務めは終わりに近づいたことを通告した。長老たちはAegwynnにDalaranに戻るように言い、そして新たに Guardianの力を引き継ぐものを選ぶと伝えた。しかしAegwynnは長老たちを十分に信用していなかったため、自分で後継者を選ぶことを決めた。

誇り高きAegwynnは自らの力を我が子に引き継がせることを考えた。彼女は長老たちが自分を従わせようとしたように、新たな後継者に対しても従わせようとすることをさせまいと考えたのである。南方のAzerothをを旅し、彼女はわが子の父となるのに理想的な男を見つけた。Nielas Aranの名で知られる熟練したヒューマンのメイジであった。Aranは王室の顧問であり王の助言者でもあった。Aegwynnは彼を誘惑し、息子を身ごもった。Nielasの天性の魔法の才能もまだ生れぬ子に深く引き継がれ、将来に役立つことだろう。Tirisfalの力もまた子に引き継がれたが、その力の発現は肉体的な成長を待たねばならなかった。

時がたち、Aegwynnは人里はなれた森で息子を出産した。生れた子はエルフの言葉で”秘密の番人”を意味するMedivhと名づけられた。 Aegwynnは我が子が成長した暁には、次のGuardianになると信じていた。しかし不幸なことに、Aegwynnの中に潜んでいた Sargerasは、まだ胎内にいる無防備な彼女の子に憑依していたのだ。Aegwynnは世界の新たな守護者たる我が子が、既にその最大の敵の手にあるなどとは夢にも思っていなかった。

息子が順調に成長するのを見届け、Aegwynnは若きMedivhをAzerothの王国に連れて行き、息子を彼の定命の父親に託し、父と王国の人々によって育てられるようにした。彼女はその後再び荒野に入り、余生を過ごす準備を始めた。Medivhはまだ自分の中に眠るTirisfalの潜在的な力に気づくことなく、たくましい少年に成長していった。

Sargerasは若者が十分に育つのをじっと待っていた。Medivhが10代に差し掛かるころには、彼の魔法の力と二人の友人―Azeroth の王子LlaneとArathiの最後の血族の一人Anduin Lothar―との冒険譚により彼の名はAzeroth中に知られていた。三人の少年は王国中にいたずらをしてまわったが、彼らは王国の人々にとても愛されていた。

Medivhが14歳になったころ、彼の中で突如宇宙的な力が目覚め、彼の中のSargerasの魂と衝突した。彼はそのまま昏睡状態に陥り、再び目覚めるころには彼は大人になっていた。そして彼の二人の友人LlaneとAnduinは王国の重職についていた。Medivhは新たに手に入れた想像を絶する力を彼の故郷といえる王国を守るために使うように望んだが、Sargerasの邪悪な思念はMedivhの考えと感情を陰湿な方向へとねじ曲げた。

SargerasはMedivhの心が黒く染まっていき、Azerothへの二度目の侵略がほぼ完全なものになりつつあること、そして侵略の最後の仕上げはAzeroth自体のGuardianの手によってされることに大いに満足した。

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